ひとりたび@シャウエン

エッサウィラに根が張ってしまいそうな毎日を送っていた私でしたが



他にも行きたい場所はいっぱいあったんだ!



ということにようやく気付き、重い腰をあげる決心をしました。





次に向かうは、モロッコで一番行きたかった場所と言っても過言ではない
青の街シャウエン




今まで何度もネットで画像を見て、ずっと憧れていた街。




しかし、エッサウィラからシャウエン、びっくりするほど遠い。



地図を見て一瞬ひるんだけど、憧れの街に向かうバスのチケットをなんとか1人でゲットできたので、シャウエンに向かう心算ができました。



エッサウィラを午後7:00に出発するバスに乗る日。



しんちゃんが、最後のシェア飯を少し早く用意してくれて

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カレーライスと卵焼き♡



私がリクエストした卵焼きもつけてくれました!


しんちゃんの卵焼き、ほんとにおいしいんだ〜!




最後の晩餐を済ませた後



宿のみんなが、夕陽を見に行く前に、私をバス停まで送ってくれました。 
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バス停で、ぴーす☆



ちなみに、モロッコの民営長距離バスは、定まった値段がなく、これまた交渉するシステム。



特に観光客には高い値段を提示してくるので、もうちょっとまけて〜とお願いする必要があります。



私は200DHで提示されたシャウエン行きのチケットを180DHで買いました。



こうして今までのバス移動の中で最も長時間の移動が始まりました。


まずは、12時間かけてダンジェの下のなんとかという街まで。



民営バスは、本当に地元の人ばっかり。
旅行者っぽい人はポツリポツリしかいないけど、かなり満席状態。



私の隣には、地元民ぽいモロッコの帽子をかぶったおじいちゃんが座っていました。


おじいちゃん、何歳くらいかなぁ〜


ぱっと見た目は、私のおじいちゃんと同じくらいに見えるけど…


だとしたら、ここから12時間の夜間バス移動とかまじで大変なんじゃ…



今まで、バス移動でも乗った瞬間寝るくらいの勢いだったけど、それもこれも多分、誰かが一緒にいたから。


基本ひとりではかなり緊張して眠れないし、隣のおじいちゃんが気になって(大丈夫なのか?という意味で)


全然ねれないまま、乗り換え地点に到着。ドライバーさんに促され、次のバスに乗り込みました。


ここからさらに3時間ほどかけて、シャウエンの街へ。


ようやく着いた頃には、かなり疲れ果ててました


それでも、一泊しか予定してなかったシャウエン。


ホテルに荷物を置いて、早速街歩き。

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青ときどき白。


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青の色もイロイロ。



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センスのいいドア!(多分開かずのトビラ)


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路地が可愛い♡


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青の迷路みたいな路地裏。



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パン工房も青。


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シャウエンのモロッコ雑貨とても可愛い!



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カラフルなモロッコ雑貨が青い壁に映える!



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ここもネコ天国



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一番有名な場所もうっかり通り過ぎる寸前でした☆






シャウエンは小さな街なので、ひとりでサクサク歩いているとすぐに一周してしまいました。




ひとりの街歩き、あっという間に終了。




そして、昨夜眠れなかったので、とてつもなく眠くなってしまいました。




本当はごはんを食べたかったけど、それすらめんどくさくなり、宿のお兄ちゃんがくれたプリンとお菓子をつまんで、ベッドに横になると爆睡…。




ふと目が覚めて、体も疲れてることだし、ハマムにいくことに。



宿の人から、公衆ハマムだよ、と聞いたところは、まさかのツーリスト価格を設けていて、15DHって言ってたのに、50DHも取られましたΣ(‘Д‘●)/
ギリギリ手持ちが50DH…セーフっ!





ハマムの中には、マッサージ専門のおばちゃんがいて、よそものの私におばちゃんはお湯を汲んできてくれたり、色々と世話を焼いてくれました。




地元の人たちが楽しそうにおしゃべりしながら、あかすりしたりしてる。


時々、目が合うとにっこり微笑んでくれるモロッコの女の人たちに癒されながら




のーんびりしてました。





しばらくいると、おばちゃんたちが、どうやら私について話してる。


なんだろー?って思ってると、ひとりのおばちゃんが、英語で話しかけてきました。


もし、アカスリしてもらいたかったら、お金を払えばしてもらえるわよ



知ってるんだけど、残念ながら私にはお金がない。。。


彼女(アカスリのおばちゃん)は貧しいから、アカスリしたいのよ


うんうん、わかってるんだけど…
 


私はもう一銭も持ってないんだよー(ノ_・、)


私は、本当にお金がないからごめんなさいと伝えました。



すると


もし、アカスリの手袋を持ってるなら、彼女がやってあげるって言ってるわよ。ギフトで



アカスリ担当のおばちゃんの方を見ると、にっこり微笑んでる。




でも、もちろん私はアカスリ手袋も持ってないし、買えない。




困ったなぁって顔してたんだろうなぁきっと。




英語が話せるおばちゃんが



これ、使っていいわよ。プレゼントよ



と、おばちゃんのアカスリ手袋を貸してくれました。


そして、アカスリ担当のおばちゃんが、私の背中のアカスリをしてくれました。




背中のアカスリをしてもらいながら、なんだか胸がいっぱいになって…。




ひとりたびだからこそ味わえる人との関わりってこういうところにあるんだなぁ



と改めて感じました。





誰かと一緒の旅も楽しいけれど





ひとりは寂しいけど





こんな経験は、ひとりじゃなきゃありえない。




そっかー。だから、ひとりで旅することが私には必要な経験だったのかも。




言葉の通じない国で、人の優しさに触れることって、絶景を見た時と同じくらい、心に響くのです。
久久久々の更新になりました…時間経ちすぎてくじけそうだけど、デイジーも頑張ってるようだし、私も頑張ります(*_*)




リアルタイムは年末ホリデーのニュージーランド旅行を終えて、再びオーストラリアに戻ってきました!
今日はシドニーで年越しだぜい!