旅と人‐後編‐

 

 

激眠のなかの観光を終えて、宿にチェックインするため、地下鉄に乗ろうと自動券売機の前にやってきました。

 

 

ところがこの券売機、カード専用。

 

手持ちのクレジットカードで試すも、なかなかうまくいかず、買えません。

 

 

 

ふと視線を感じ、後ろを振り向くと、一人の青年が立っていました。

 

 

 

待たせてしまっては申し訳ないので、私はほかの券売機に移動。

 

 

 

すると今度はキャッシュ専用券売機で、慌ててコインを投入し、ボタンを押していると…

 

 

 

またまた視線を感じ、ふと顔を上げると、真横にさっきの青年が立っていました。

 

 

 

えっ…

 

 

 

と一瞬驚いたその時。

 

 

 

 

その青年が、私の財布を鷲掴みました。

 

 

 

幸い、財布はカバンにつながれていたし、私はとっさに大声を出して財布を握りしめたので、ひったくり青年は怯み、代わりに釣銭として出てきた60セントを券売機からつかみ取り、逃げていきました。

 

 

 

 

たまたま通りかかったおじさんが、私の叫び声を聞いて事態をつかみ、ひったくり青年を呼び止めます。

 

 

 

ひったくり青年がふいに立ち止まり、こちらを振り返ったので

 

 

 

それ私の!返して!

 

とにらむと

 

 

 

 

 

なぜか、すたすた戻ってきて

 

 

 

私に60セントを手渡し、「ゴメンね」とジェスチャーしました。

 

 

 

 

 

いやいや、謝るんなら最初からやるなよ!

たったの60セントも奪って逃げる気概のないひったくり犯に出会い、なんか拍子抜け。

 

 

 

だけど、そんな気弱なひったくりでも、私の心に恐怖心を植え付けるには十分すぎるくらいでした。

 

 

 

いままで順調すぎるほど、危険な目にも合わず、だまされることもなく、怖い思いを一切せずに過ごしてきた旅。

 

 

私の心にも、多かれ少なかれ気の緩みが生まれていたことは間違いありませんでした。

 

 

 


 

本当は宿にチェックインしたあとも出かける気満々だったけど、なんだかどっと疲れてしまった上に、心がそわそわざわざわして落ち着かなく

 

 

話し相手を求めて携帯を握りしめるも、日本時間は午前3時。

 

 

こんな時間に起きてる人なんて…

 

 

と思ったときに、脳裏に浮かんだ旅人先輩のりさん

 

 

さっきの体験をまくしたてるようにしゃべって、のりさんの旅先のもっとやばいハプニングをいろいろ聞いて、少し気持ちが落ち着きました。

 

 

さすがパイセン。。。経験してることも半端ないっす。深夜にほんと感謝m(_ _)m




そんなのりさんの旅ブログはこちら↓

ひとりのり 

 


そんなのりさんが新しく店長を務めることになったオシャレカフェはこちら↓

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少し落ち着きを取り戻したものの、すっかり気が滅入り出かける気分になれなかったので、その日は宿でゆっくりと過ごしていました。

 

 

 

夜も更けてきたころ、ドミトリーにアジア系の女の子がやってきました。

 

 

私は、日本人かどうかが分からないときは、まず英語を聞きます。

 

 

顔は似ているアジア人だけど、日本人と韓国人と中国人などは、英語の発音が全然違うので、だいたい挨拶すれば分かる!たぶん。

 

 

オーナーとの会話で聞こえてくる英語は、まぎれもなく日本人のもの!

 

 

 

 

モロッコから一人旅になってから、全然日本人に会っていなかったので、嬉しすぎて話しかけてしまいました!

 

 

 

すると、彼女もやはり、しばらく日本人に会っていなかったとのこと。

 

 

 

もう爆発的な勢いで喋りまくるふたり。

 

 

 

気づけば深夜になっていました。

 

 

久しぶりに日本人に会い、言葉が不自由なく使える会話のありがたさを感じ、すっかり満たされました。

 

 

 

 

 

一年前、石垣島で人生初の一人旅をしたときに、ドミトリーで一緒になった女の人が

 

 

 

旅のおもいでは、人のおもいでだから

 

 

 

と言っていたのをふと思い出したこの日。

 

 

誰ともかかわりを持たない一人での旅は気楽だけど、思い出としては一味足りない感じがしてしまう。

 

 

そして、どんなに素晴らしい場所であっても、そこで出会った人、そこでの経験が、旅先の印象を大きく左右してしまう。

 

 

 

私はこのポルトという街がとても気に入っていたけれど、一人旅で心細さを感じているさなか、ひったくり未遂に遭ったという経験が、間違いなくこの街から私を遠ざけてしまいました。

 

 

 

もともと落ち込むと立ち直りは遅いタイプ。

 

 

大好きなはずのポルトを離れ、リスボンに戻る決意を固めた、長い長い一日は、こうして幕を閉じたのでした。思い返しても、人生で一番長い一日だったかもしれない。

 

 



リアルタイムは日本帰国日程調整中☆

たま~にinstagram更新してます。@gumigumi17

旅と人-前編-

夜行バスで、セビーリャからたどり着いたのは、ポルトガルの首都リスボン

 
 
 
ながいながい1日が始まりました。
 
 
 
 
私の旅行史上でも、一番長い日だったかもしれないこの日。
 
 
 
 
 
 
とりあえず、リスボンからポルトという港町へ移動したかった私でしたが
 
 
 
リスボン到着時間は朝の5時
 
 
 
もちろんまだ電車は動いていないので、始発が出るまで待つことに。
 
 
 
 
明朝のリスボンはびっくりするほど寒くて、同じ駅でバスを降りた、韓国人の女の子と風の当たらない場所を探しに駅の構内をぐるぐる。
 
 
 
 
ようやく見つけた場所で始発を待っているとき、韓国人の女の子がみかんをくれました。お返しに、アップルパイをあげました。
 
こういうちょっとした出会いにほっこりする一人旅。
 
 
 
 
 
 
リスボンからポルトは、電車で3時間。
6時発で9時着です。
 
 
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リスボンの駅はとても近代的
 
 
 
夜行バスの移動では、十分に睡眠が取れないので、この3時間はガッツリ寝てました。
 
 
 
 
電車に乗った時はまだ外は暗かったのに、起きたらすっかり清々しい朝の眩しさでした。
 
 
 
 
 
まだまだ宿のチェックイン時間にはならないので、荷物をコインロッカーに置いて、街歩きに出かけました。
 
 

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本日も快晴なり

 

 

 

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ごみごみして見えてもなんかオシャレ

 

 

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トラムもレトロ感満載でおしゃれ

 

 

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ちょこんと飾ってある船のフィギアもオシャレ

 

 

 

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身を寄せ合うカラフルな家たちも可愛い

 

 

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小さな路地のお店まで素敵

 

 

 

 

 

 
 
ポルトの街、すき!!!
さすが街歩きの楽しい国ナンバーワン!(ベックス調べ)
 
 
 
 
 
 
さて、今日はひとりだし長いしどうしようか〜
 
 
 
 
ふと、いつもヨーロッパの街を歩いていると見かける赤い観光バスのチラシが目に入りました。
 
 
 
二階建てのバスの上には、年配のお金のありそうな夫婦とかが、優雅に座ってるイメージ。
 
 
 
インフォメーションのおばさんが暇そうだったので聞いてみると、2日間乗り放題で18€と、意外とお値打ち。
 
 
 
町から遠く離れた観光地にも行けて、乗り降り自由ということで、うっかりチケットお買い上げしてしまいましたヽ(・∀・)ノ
 
 
 
旅人はじめて2ヶ月が過ぎ、すっかり旅慣れしてきてしまったこともあり、観光について全然調べてなかったポルトガル
 
 
 
とりあえず、旅人の強い味方、マックで情報収集することに。
日本ではマックなんて全然行かなかったけど、海外ではほとんどすべての国でお世話になっている。
24時間営業&無料Wi-Fiって素晴らしい!!
 
 
 
ポルトのマック、めちゃくちゃおしゃれでびっくり!
 
 
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外観から重厚感たっぷり
 
 
 
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シャンデリアとステンドグラスがあるマックって・・・!
 
 
それに引き換え物価の安いポルトガル。重厚感たっぷりの店内では約€1のカフェラテをお買い上げ。店の作りと売ってるもののギャップ!笑
 
 
 
 
ひとしきりネットサーフィンなどなどして情報収集。
 
 
 
疲れがたまっていたけど、重い腰を上げて歩き出しました。
 
 
 
 
まず向かったのは、こちらの駅。
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壁面には、壮大なタイル画が施されてました。
 
 
 
ポルトの街は青と白のタイル画で有名。
 
 
 
民家の壁や、教会の壁も、青と白のタイルで飾られてあって可愛い♡
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どの協会も、必ずどこかに青と白のタイル画があり、他のヨーロッパで教会を見飽きていた私には新鮮でした。
 
 
 
 
 
それから、赤バスにのり、観光地を巡ることに。
 
 
ポルトは港町だけど、非常に坂道が多く、アップダウンが激しいので
バス大正解( *´艸`)

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ポルトで有名なドン・ルイス1世橋

 

 

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とてつもなくデカい橋です。下は道路。

 

 

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上は鉄道が走ってます。

 

 

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上から下を見ると。。。この高さ…

 

 

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高いところから見ると、すべての家の屋根がオレンジでかわいい

 

 

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とてもかわいくオシャレな町が見渡せます。 

 

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こちらはワイナリー。ポルトの街はワインの街としても親しまれているので、たくさんのワイナリーがあります。
 
 
 
 
と、あちこち観光地を巡ったところで、また赤バスに乗って移動中
 
 
 
 
 
どうしようもなく 
 
 
 
 
激しい眠気に襲われました。
 
 
 
 
きのうの夜はバス移動でちゃんと寝れてないし、無理もない。
 
 
 
結局そのまま赤バスで寝てしまい、気づいたらほぼ一周していたのでありました。。。たぶん1時間くらい。。。
 
 
 
バスのおかげでゆっくり眠れた٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ということで。
 
 
 
もう、どうしようもなく眠いので、観光はまた明日にして宿に向かおうと地下鉄の駅に向かったのが午後6時。
 
 
 
 
今日も無事に1日過ごせたことを感謝していたこのとき、私はこれから自分の身に何が起こるのか、全く予想もしていませんでした。
 
 
後編に続く!
 
 
 
 
リアルタイムは絶賛ダイエット中 in Australia。旅の土産物となってしまった脂肪を燃やすべく奮闘中!とりあえず4キロ減に成功☆でも8キロ増だった帰国時…まだまだ半分か…(꒦ິ⌑꒦ີ) 
 
 

めぐれずたび

翌日、タリファからバスに乗って向かった先はセビーリャ*(^o^)/*

 
 

 

 
セビーリャは、スペインの中でも、アンダルシア地方というところにあり、フラメンコや闘牛が有名な場所!
※歩く地球の歩き方スペイン編参照
 
 
 
そして、スペイン広場など、有名な観光地もちらほらある都市です。
 
 
 
午後、セビーリャに到着した私。
その日の深夜に、再びここからバスに乗るため、半日観光に出かけました!
 
 
 
セビーリャはそこそこ大きな都市なので、到着したバスターミナルと、夜バスが出るターミナルが別の場所。。。
 
 
仕方なく、大きなバックパックを背負ったまま、スペイン広場に向かいました。
 
 
 
 
 
それにしても……
 
 
 
 
バックパックを背負っていると、背負っていない時の半分の歩幅でしか歩けない気がする。
 
 
 
近いと思ったら意外と遠かったのは、たぶんバックパックのせいでしょう。
 
 
 
 
スペイン広場は確かに圧巻でした!
 
 

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めっちゃ広いんで、カメラに収まらない。

 

 

 

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欧米人は本当に馬車が好き…謎

 

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広場の中には運河も流れていて、素敵な雰囲気を作り出しています。

 

 

 

スペイン広場は、タイルや陶磁器で作られた装飾で細かいところまで飾られていました

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各地方都市の装飾。行った都市を必死で探しました。 

 

 

 

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太鼓橋には目がいっぱい

 

 

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この顔…謎

 

 

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地面にもタイルの細かい装飾が。

 

 

 

 

 

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大人は馬に乗れるけど、子どもはポニーです。

 

 

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ともあれ、素敵な場所でした。

 
 
 
 
が、それ以上に重たい荷物の記憶が…( ͒  ́ඉ .̫ ඉ ̀  ͒)
なんか、勿体無いことしてしまった気分でした。
 
 
 
 
 
 
 
小腹が空いたな〜と思っていると
 
 
タリファの路上で見かけた
 
 
焼き栗を発見!!!!
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 こうやってあちこちの路上で売ってます。
 
 
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なんだこの食欲を誘う集団は…!!
 
 
 
 
 
 

 

少々日本が恋しくなっていた私は、天津甘栗を思い出して、思わず購入♡
 
 
 

 

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おいしそう♥

 
 
 
 
 
 
しかし
 
 
 
 
 
 
これが
 
 
 
 
全然おいしくなかった(°_°)
 
 
 
 
私の店運が悪かったのか、もともとこっちの栗は美味しくないのか……
 
 
 
結果、ますます日本が恋しくなっただけでしたヽ(・∀・)ノ
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、その後は今夜の夜行バスが出発するバスターミナルに向かいました。
 
 
無事にバス停にたどり着いた私は、迷わずバックパックをコインロッカーへ。
ここのコインロッカー、使い方がさっぱりわからなかった…
 
 
 
身軽になったので、もう一度観光に繰り出しました。
 
 
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やっぱりヨーロッパの夜の街はすてき
 
 
 
夜になり、お腹も空いてきました。
 
 
 
 
セビーリャはバルがいっぱいあるからバル巡りがオススメ☆
※歩く地球の歩き方スペイン編参照
 
 
 
 
ということで、バルがたくさんあるエリアへ。
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本当にたくさんのバルがあって
 
とてもじゃないけど選べない〜!
 
 
 
って思っていたけど、空腹には勝てず、あっさり決定。
 
 
 
そして、今夜はバス移動で宿代浮くし…
と、贅沢に注文。
 
 
 
サングリア頼んでみたものの、ひとりでバルって落ち着かないなぁ〜
 
 
 
そんな思いも、美味しいご飯にはあっさり負けました☆
 
 
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 人生で一番おいしかったガスパチョ
 
 

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 せっかくだからと食べたイベリコ豚。美味しすぎた~
 
 
 
 
 
お腹いっぱいになるまで食べたし、もちろんアルコールは一杯で十分。
 
 
 
 
 
結果、バル巡りはできませんでした。
 
 
 
 
 
めぐりたびなのに、めぐれずたびになったセビーリャ。
 
 
 

 

 

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おじいさんのアコーディオンがノスタルジックに響く橋の上

 

 

 

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 橋からの夜景もとても綺麗でした☆
 
 
 
 
 
 
というわけで、気を取り直して、次の国ポルトガルへ向かいますヽ(・∀・)ノ
まだまだめぐります。
 
 
 
 
 リアルタイムはオーストラリアでついに働き始めました!
英語をふんだんに使う環境にあこがれたものの、結局実力を鑑みてsushi shopでバイト中。オージーは寿司が大好き。。。(ただしチキンとか、揚げ物とか、ね笑)
 
 
 
 

ただいまスペイン

モロッコから船でやってきたタリファという街は、ちょっとしたリゾート地。




とはいえ、とても小さな町なので、なんだかのんびりとした空気が流れるリゾートでした。




本当は、船との接続がスムーズに行ったら、その日のうちのバスでセビーリャまで行く予定でした。






でも、ドキドキのタンジェ越えで精神をすり減らしてしまった私は


もう今日はここに泊まる!!


と即決定。






はじめはバックパッカー宿を探してさまよっていたけど、なかなかいいところが見つからず




ふと路地を見ると



Hotel Tarik



という看板を発見。






ふと、セブの語学学校で知り合ったトルコ人のターリックを思い出し、なんでかこのホテルに即決。




ホテルターリックは、普通のホテルなので、ダブルルームを1人で使うという贅沢をしました。





そして、私はスペインに渡ったらすぐにやりたかったことが。








それは、
コインランドリー探し







洗濯がたまっていたのです。





そこで、ホテルのスタッフに尋ねると




歩いて行けるところにあるけど、今日はホリデーだからやってないと思うよ。



え、また祝日!?Σ(‘Д‘●)/





ほんと、こっち来てから祝日にハマりまくる。てゆうか、ヨーロッパ、宗教関係のホリデーがおおすぎる。。。





しかも、宗教や宗派によってホリデーが違うから、店主の信仰するものによったりする曖昧さもある…(~_~;)







こうして、洗濯もできないとわかったので、1人街をプラプラ歩いてみることに。



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天気悪かったけど、陽が差し込むのも綺麗




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雲も幻想的な雰囲気に



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海辺を散歩できる犬って幸せだよなぁ〜




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1人に寂しくなった時見つけたaloneの文字…⇦病んでます




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私も誰かにもたれたい⇦病んでます




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サーフィンとかしたい気がしなくもない⇦病んでます







それにしても、久々のヨーロッパ。




落ち着くわぁ〜〜(T ^ T)






モロッコは、旅から帰ってからも、楽しかった国の上位に入る国。




でも、安全衛生面や、システムなど、先進国のような安心感、安定感はないので、ハラハラドキドキしなければならない場面も多々ありました。




旅行という意味では、そんなハラハラドキドキこそ醍醐味だし、そういう非日常な空間だからこそ、思い出が詰まってたけど。




人間、慣れた環境にちかいほど、やっぱり安心します。










夜になり、疲れを癒すために、今夜は久々の外食でちゃんとしたごはんを食べよう!と決めていたので



レストランを探して歩きました。



ヨーロッパはテラス席が多いけど、ひとりでテラス席でのんびり食事する度胸が私にはない。。。

そして、ヨーロッパのテラス席、アジア人は敬遠される(絵にならないから)という差別的な経験も耳にしたことがあったので、テラスはちょっとな〜と思っていました。





迷いながら歩いていると、呼び込みのおじさんが声をかけてくれました。



ひとりだし、アジア人だし、呼び込まれるわけないと勝手にタカをくくっていた私は度肝を抜かれ、あっけなくお店を決定。




そして、奥の方に連れて行かれるのかなぁ〜なんて思っていたら、




どこでもお好きな席にどうぞ!




と超笑顔のおじさん。




でも、さすがに道に面したテラス席は恥ずかしいので、少し奥の方の席を選びました•́ε•̀٥ 






コースメニューのガスパチョ、めちゃ美味しかったー♡



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メインプレート。
すんごいボリュームだった…(*_*)



店員さんがとっても愛想が良くて明るい人ばかりで、苦手な1人の外食だったけど、とても楽しくて、思わずデザートまで注文☆

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ブランデーをかけて食べると、不思議と甘すぎなくて美味しい♡







満腹になり、ホテルに帰って、1人部屋を満喫しながらゆっくり寝ることができました。







久々に、疲れが取れた気がする。








貧乏旅だけど、心まで貧乏にならないように、必要なお金は使っていこうと思った1日でしたヽ(・∀・)ノ
そうして貧乏生活はどこまでも続いていくのです。







遅ればせながら…
明けましておめでとうございます*(^o^)/*
リアルタイムは、ニュージーランド&シドニー&ファームステイへのホリデートリップを終えて、ブリスベンに帰宅!いよいよ仕事を探さねば…

ドキドキの渡航

シャウエンを出発したら、モロッコ南端の港町ダンジェに向かいました。


ダンジェから、船に乗って、スペインへ戻るため。


でもこの日、私は朝から気が気じゃなかったのです。



なぜなら



ダンジェはすごく危ないところだよ



ダンジェであった人が、強盗にあって身ぐるみ剥がされたってきいたよ



エッサウィラの宿で散々脅されたから(๑꒪ㅁ꒪๑)" 




とにかく、何が何でも今日中にダンジェを離れたい。



バスがダンジェに着くと、ぼったくりタクシーの客引きを完無視して、港へ向かって歩き出しました。



本当は、少し距離があったのでタクシーに乗りたかったけど、結局うまいこと捕まえられず、1時間歩いた……




途中、あちこちに警察官が立っていて、モロッコの街でそんな街は今までなかったので、やっぱり治安悪いんだ…とますますビビる。




昼間だというのに、あまりの人気もない大通りを、無心で歩き、ようやく港らしきところに到着。

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漁港に迷い込んだりしながらも、なんとかチケット売り場らしきところにたどり着きました。



モロッコのダンジェから、スペインのタリファまで、330DH(約3960円)
およそ1時間の道のりです。
 



15:00発の船のチケットが取れ、今日中にダンジェを抜けられることがわかって一安心。




船の時間まで、舟乗り場のカフェでオレンジジュースを飲んだりして過ごしました。
暇な店員さんが、ダンジェの伝統のダンスとやらをYouTubeで見せてくれた笑




さて、そろそろかな、と舟乗り場に向かい、出国審査を受けます。
飛行機じゃないので、手荷物検査とかも、超適当。



のんびり向かっていると、スタッフのおじさんが私を呼び止めて言いました。



きみ、チケットは?


え、これ………


これはチケットじゃないよ、下のオフィスで発券してもらって!




え?えー??




はやく!!急いで!!





はいっΣ(‘Д‘●)/



確かに、今からチケットオフィスまで行くと、出航ギリギリになってしまう……



いそげっ!!!!
と走り出しました。



どうやら、私はチケット仲介業者からフェリーのチケットを購入したらしく、本当のチケットを発見してもらう必要があったようです。




なんとかチケットオフィスにたどり着き、大急ぎで発券してもらって、またダッシュで戻る。



え、これもう一回イミグレ通るのか…!?でも、もうパスポートにはハンコ押してあるし、そんな時間ないし!



と、イミグレ横のゲートを素通り……



通れちゃった(・・;)



出国審査した後にもかかわらず、かなりの警備のゆるさ。



結局、審査ゲートの横をすり抜ける形で、外にも出れたし中にも再入場できました。



時間ギリギリだったから助かったけど、これでいいのか?モロッコ。。。




汗だくになって、フェリーに乗り込みました。




席はどうやら自由席らしく、すごく空いていたのでのんびり。




出航ものんびりで、予定出航時刻より30分以上遅れて、フェリーは出航しました。



なんだー焦って損した!




何はともあれ無事にモロッコを抜けて、再びユーラシア大陸へヽ(・∀・)ノ
モロッコ楽しかったー!そして、生きて渡れてよかったー!




年越しまであと少し!
無事にシドニーに到着して、穴場的スポットでハーバーブリッジを眺めながら、梅酒とあたりめでしっぽりと年越しします*\(^o^)/*
良いお年を〜

ひとりたび@シャウエン

エッサウィラに根が張ってしまいそうな毎日を送っていた私でしたが



他にも行きたい場所はいっぱいあったんだ!



ということにようやく気付き、重い腰をあげる決心をしました。





次に向かうは、モロッコで一番行きたかった場所と言っても過言ではない
青の街シャウエン




今まで何度もネットで画像を見て、ずっと憧れていた街。




しかし、エッサウィラからシャウエン、びっくりするほど遠い。



地図を見て一瞬ひるんだけど、憧れの街に向かうバスのチケットをなんとか1人でゲットできたので、シャウエンに向かう心算ができました。



エッサウィラを午後7:00に出発するバスに乗る日。



しんちゃんが、最後のシェア飯を少し早く用意してくれて

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カレーライスと卵焼き♡



私がリクエストした卵焼きもつけてくれました!


しんちゃんの卵焼き、ほんとにおいしいんだ〜!




最後の晩餐を済ませた後



宿のみんなが、夕陽を見に行く前に、私をバス停まで送ってくれました。 
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バス停で、ぴーす☆



ちなみに、モロッコの民営長距離バスは、定まった値段がなく、これまた交渉するシステム。



特に観光客には高い値段を提示してくるので、もうちょっとまけて〜とお願いする必要があります。



私は200DHで提示されたシャウエン行きのチケットを180DHで買いました。



こうして今までのバス移動の中で最も長時間の移動が始まりました。


まずは、12時間かけてダンジェの下のなんとかという街まで。



民営バスは、本当に地元の人ばっかり。
旅行者っぽい人はポツリポツリしかいないけど、かなり満席状態。



私の隣には、地元民ぽいモロッコの帽子をかぶったおじいちゃんが座っていました。


おじいちゃん、何歳くらいかなぁ〜


ぱっと見た目は、私のおじいちゃんと同じくらいに見えるけど…


だとしたら、ここから12時間の夜間バス移動とかまじで大変なんじゃ…



今まで、バス移動でも乗った瞬間寝るくらいの勢いだったけど、それもこれも多分、誰かが一緒にいたから。


基本ひとりではかなり緊張して眠れないし、隣のおじいちゃんが気になって(大丈夫なのか?という意味で)


全然ねれないまま、乗り換え地点に到着。ドライバーさんに促され、次のバスに乗り込みました。


ここからさらに3時間ほどかけて、シャウエンの街へ。


ようやく着いた頃には、かなり疲れ果ててました


それでも、一泊しか予定してなかったシャウエン。


ホテルに荷物を置いて、早速街歩き。

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青ときどき白。


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青の色もイロイロ。



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センスのいいドア!(多分開かずのトビラ)


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路地が可愛い♡


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青の迷路みたいな路地裏。



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パン工房も青。


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シャウエンのモロッコ雑貨とても可愛い!



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カラフルなモロッコ雑貨が青い壁に映える!



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ここもネコ天国



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一番有名な場所もうっかり通り過ぎる寸前でした☆






シャウエンは小さな街なので、ひとりでサクサク歩いているとすぐに一周してしまいました。




ひとりの街歩き、あっという間に終了。




そして、昨夜眠れなかったので、とてつもなく眠くなってしまいました。




本当はごはんを食べたかったけど、それすらめんどくさくなり、宿のお兄ちゃんがくれたプリンとお菓子をつまんで、ベッドに横になると爆睡…。




ふと目が覚めて、体も疲れてることだし、ハマムにいくことに。



宿の人から、公衆ハマムだよ、と聞いたところは、まさかのツーリスト価格を設けていて、15DHって言ってたのに、50DHも取られましたΣ(‘Д‘●)/
ギリギリ手持ちが50DH…セーフっ!





ハマムの中には、マッサージ専門のおばちゃんがいて、よそものの私におばちゃんはお湯を汲んできてくれたり、色々と世話を焼いてくれました。




地元の人たちが楽しそうにおしゃべりしながら、あかすりしたりしてる。


時々、目が合うとにっこり微笑んでくれるモロッコの女の人たちに癒されながら




のーんびりしてました。





しばらくいると、おばちゃんたちが、どうやら私について話してる。


なんだろー?って思ってると、ひとりのおばちゃんが、英語で話しかけてきました。


もし、アカスリしてもらいたかったら、お金を払えばしてもらえるわよ



知ってるんだけど、残念ながら私にはお金がない。。。


彼女(アカスリのおばちゃん)は貧しいから、アカスリしたいのよ


うんうん、わかってるんだけど…
 


私はもう一銭も持ってないんだよー(ノ_・、)


私は、本当にお金がないからごめんなさいと伝えました。



すると


もし、アカスリの手袋を持ってるなら、彼女がやってあげるって言ってるわよ。ギフトで



アカスリ担当のおばちゃんの方を見ると、にっこり微笑んでる。




でも、もちろん私はアカスリ手袋も持ってないし、買えない。




困ったなぁって顔してたんだろうなぁきっと。




英語が話せるおばちゃんが



これ、使っていいわよ。プレゼントよ



と、おばちゃんのアカスリ手袋を貸してくれました。


そして、アカスリ担当のおばちゃんが、私の背中のアカスリをしてくれました。




背中のアカスリをしてもらいながら、なんだか胸がいっぱいになって…。




ひとりたびだからこそ味わえる人との関わりってこういうところにあるんだなぁ



と改めて感じました。





誰かと一緒の旅も楽しいけれど





ひとりは寂しいけど





こんな経験は、ひとりじゃなきゃありえない。




そっかー。だから、ひとりで旅することが私には必要な経験だったのかも。




言葉の通じない国で、人の優しさに触れることって、絶景を見た時と同じくらい、心に響くのです。
久久久々の更新になりました…時間経ちすぎてくじけそうだけど、デイジーも頑張ってるようだし、私も頑張ります(*_*)




リアルタイムは年末ホリデーのニュージーランド旅行を終えて、再びオーストラリアに戻ってきました!
今日はシドニーで年越しだぜい!







シムシムを求めて

エッサウィラ滞在中のある日。


私がマラケシュで買ってきたファティマハンドのクッキー型で
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クッキー焼きたいね!


しほちゃんと盛り上がっていると



みちよさん


近くに窯屋さんがあるから、そこで焼いてもらえますよ〜


って教えてくれて、ますます興味津々になった私たち。




なんでも、エッサウィラの人たちは、家庭で食べるパンなどを鉄板に乗せて窯屋さんに持って行き、窯で焼いてもらうのだとか。



それはぜひとも体験してみたい!


そんでクッキー食べたい!



ということで、クッキーを作ることに。




ゴマを入れたいねぇ〜ゴマ、売ってるのかな??



ゴマ売ってますよ〜全部のお店にはないけど、お店の人に聞いてみたらいいですよ。


と、またもみちよさん情報。



ゴマってなんて言うんですか?




シムシムです。




シムシム!?なんか可愛い名前♡



ちなみに、「開けゴマ〜」は「イフタフヤーシムシム」っていうんですよ〜



へぇ〜、なんか、かわいい笑




ということで、しほちゃんと夕飯の買い物ついでにシムシム探し





ナッツ類を売ってるお店にあるはず!というみちよさん情報を頼りに、ナッツ屋さんに尋ねるも…



シムシムありますか?



めっちゃ怪訝な顔…




ないよʅ(。◔‸◔。)ʃ



というやりとりが続き



誰もシムシム知らないけど、ほんとにあるのかなぁ〜
と不安になる私たち。





ダメ元トライの3軒目


シムシムありますかー?


シムシム?


そうこういう細いやつー


シムシムね!これかい?


と見せてくれた袋の中には



これ!そう!これです!!!



あったー!シムシム*\(^o^)/*



本当にシムシムありました。



無事シムシムをゲットして、若干興奮気味に宿に帰り着きました。




バターや小麦粉も格安で手に入るモロッコ。


日本だったら高いよなぁ〜って思いながら、贅沢にバターを使った目分量クッキー生地を作りました。




ファティマハンドのクッキー型でくり抜くと…
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一生懸命かたぬき




か、かわいぃ〜♡♡



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ファティマハンドは、良妻の証☆



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ちょうど天板一面に並んだ!


ゴマ入りとアーモンド入りを作って、天板に並べ、窯屋さんへ。




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ウキウキで天板を運ぶ♬



お願いしまーす!



料金のシステムよくわからないけど、3DHを支払い、焼き上がりを待つことに。



そして、出来上がったクッキーがこちら!


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注)つまみ食い後

なんて美味しそう〜!!





モロッコの伝統的なモチーフ、ファティマハンド型ということもあり、通りすがりの人や店先の人たちが声をかけてくれて



すごいでしょ〜美味しそうでしょ〜



と自慢したりお裾分けしたりしながら宿に戻ってティータイム。




ついでに買ったドーナツも一緒に、満腹になりつつも、焼きたてクッキーの美味しさに悶絶( *´艸`)



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香ばしくて美味しかったー!


材料余ったし、明日も作ろーっと☆



こうして、エッサウィラ生活デブへの道を、さらに加速しながら突っ走る日々なのでした。
美味しいものを食べないなんて、旅じゃない!