さよならトドラ
いよいよトドラ渓谷から抜け出し、モロッコ最大の観光都市マラケシュへ向かいます。
ティネリールから、supr@tourという国営バスに乗ること8時間くらいで、マラケシュにつきます。
昨日なかなかミニバスが見つからなかったことを踏まえて、早めに宿を出ることに。
その前に、もう一度、小学校に行ってみよう!と折り紙を持って小学校へ。
すると、まだ先生が来ていないらしく、教室の前で子どもたちがおしゃべりしてました☆
トドラ渓谷の子どもたちはとても人懐っこくて、私たちを見るなり、手招いてくれました。
ちょうど先生も来てないことだし、暇つぶしに折り紙でも教えてあげようかな?
と思って、折り紙の束をかばんから出した
その瞬間……
いくつもの手が折り紙の束をがっしりつかんで
ひっぱるひっぱる!
しかも束ごと!
そしてその様子を見て周りの子どもたちがさらに集まってきて
私は折り紙もろとも揉みくちゃにされてしまいました。
このハングリー精神…
日本の子どもって、おとなしいんだな…
って思いました。
同時に、ものが豊かじゃない土地では特に、ハングリー精神がないと生きていけないかもしれないな…とも考えさせられました。
譲る
とか
平等に分け与える
とか
道徳的には美しいことだけど
実際に生きていくためには、譲ったり、分け与えたりしてる場合じゃないときだってあるんだろうな。
結局、子どもたちのわちゃわちゃを隣のクラスの先生が止めに入ってくれて
そうこうしてるうちに、待ってた子どもたちの先生もやってきて
時間もあまりなかったので
折り紙の束を子どもたちにプレゼントですと先生に渡して、帰ってきました。
そしてのりこさんの宿とお別れ。
のりこさんには、犠牲祭パニックからトドラまで本当にお世話になりました。
今日はミニバスがスムーズに捕まえられて、意外と早くにティネリールに着いたので、まだバスの時間まで余裕がありました。
ティネリールのスーク(市場)
長距離バス移動に備えてフルーツを調達したり、アボカドジュースやコーヒー飲んで一服したりして過ごしました。
りんごとバナナをお買い上げ☆
アボカドジュース美味しかったけどぬるかった笑
この、山脈越えが予想をはるかに上回る迫力で、思わず窓ガラスの外に目が釘付けになってしまいました。
すばるくんは隣で爆睡してました。
山脈の山あいには、それぞれの地域で生活してる人がいて、小さな町があったり、家がポツポツと並んでいたり…
え!?こんなところに住んでるの!?と思うような崖のふちにも家が建ってたり。
そして、それぞれの郡部によって、家の風合いが少しずつ違うのを眺めるのもとても楽しくて。
山の高い方に登って行くと、谷間の村が米粒ほどに見えるほどだったり。
大自然の迫力に目を奪われて、写真撮るのも忘れて見入ってしまいました。
あ!写真撮ってない!って思って慌てて撮った写真
マラケシュに着いたらもう暗くなっていて、ホテルに荷物を置いて、夕飯を食べるためにフナ広場へ。
活気あるフナ広場の屋台。
呼び込みのお兄さんたちは、知ってる日本のギャグ(ちょっと古め)を駆使して、一生懸命呼び込んできます。